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プログラム - Program -

宇宙開発フォーラム2025

実務家や研究者の方を講師としてお招きしたセミナーやSDFメンバーが作成するワークショップ、専門家の方に議論していただくパネルディスカッションなど、これからの宇宙開発について考えるプログラムを実施します。

※内容や講師などは決定次第、順次更新します。

※プログラムの内容等は変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。

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Day1  |  9.5 Fri.

13:15 - 13:30
開会式
13:30 - 15:30
パネルディスカッション 1 「宇宙開発における国家の行動倫理」
講師 | 近日公開
宇宙開発において国家はどこまで自国の利益を優先するべきなのでしょうか。
国家による宇宙開発は莫大な税金が投入される国家事業であり、その成果は当然国民に還元される必要があると言えます。一方で宇宙開発事業の理念として「人類のため」といった世界全体にとっての利益が掲げられることが多いように、宇宙開発は世界・人類のために行われるべきだという意識も根強く存在しています。
この対立は、「国家には他国の貧困問題の支援を行う義務が存在するか」といった国際関係における倫理的な問題に通じるところがあります。国家に世界全体の利益を考える義務があるのかというこの問題は、実は政治哲学における中心的話題の一つとなっています。
このコンテンツではこのようないわゆる「グローバル正義論」に関する政治哲学の理論を背景に、宇宙資源の採掘・所有権問題とスペースデブリ処理の問題を具体例として取り上げながら、宇宙開発と政治哲学双方に跨るテーマを深く掘り下げます。
15:40 - 18:15
ワークショップ 1 「宇宙産業の未来を共創する〜官民による政策形成の実践〜」
宇宙システムは今や、我が国の経済と安全保障に直結する重要分野です。一方で日本の宇宙産業は、未成熟な民間エコシステム、海外に依存したサプライチェーンといった構造的課題に直面しています。
本ワークショップでは、地政学的なリスクや経済的な変動といった外的要因に左右されない持続可能な宇宙産業を築くため、参加者の皆様には官民それぞれの立場からリアルな政策立案に挑んでいただきます。
省庁間の調整、サプライチェーンの再構築、そして官民連携の最適解はどこにあるのか。 複雑な利害を乗り越え、国家戦略を構築する。
そのリアルで白熱した合意形成のプロセスを、ぜひご体感ください。
18:45 - 19:30
レセプション
参加者・関係者の親睦を深めるための懇親会を行います。全国各地で様々な活動をしている学生や社会人、協賛企業の方々が、本フォーラムのプログラムで得た知見や、宇宙開発に関する活発な議論をし、相互ネットワークを広げていただくための場を提供いたします。

※本年度は立食形式で開催いたします。
※参加費は、学生2,000円、社会人3,000円となります。レセプション当日に現金でのお支払いをお願いいたします。

Day2  |  9.6 Sat.

12:30 - 14:15
ワークショップ 2 「宇宙へ綴る、地球からの手紙〜新たなゴールデンレコードの考案〜」
1977年に打ち上げられたボイジャー探査機には、地球や生命の存在を伝える「ゴールデンレコード」が搭載されています。太陽圏を離れ、星間空間を旅しているこの探査機は、地球外の知的生命体や未来の人類に向けたメッセージを届けようとしています。
本ワークショップでは、「もし今の時代に新しいゴールデンレコードを作るとしたら、私たちは何を伝えるのか?どうすれば伝わるのか?」という問いに取り組んでいきます。参加者の皆さんには、現代の文明や文化、環境をふまえた上で、地球や人類を象徴する情報を自由な発想で考えていただきます。
科学的な視点はもちろん、芸術や言語、日常文化など、多角的な観点からアプローチすることで、宇宙への興味を広げつつ、自分たちの暮らす地球についても改めて見つめ直す機会となります。
宇宙に関心のある方も、初めて考える方も楽しめる内容です。
14:30 - 16:45
ワークショップ 3 「宇宙ELSIを考えよう〜倫理・法・社会から見た2050年の宇宙開発〜」
講師 | 近日公開
宇宙開発と聞いて皆様が真っ先に思い浮かべるのは、ロケットや探査機などに用いられる洗練された技術ではないでしょうか。しかし、そうした先端的技術開発が進展する一方で、法制度や倫理的枠組み、社会的合意の形成が十分に追いついていないという課題が存在します。
「宇宙開発における倫理的・法的・社会的課題(ELSI)」とは具体的に何か、その重要性はどこにあるのか、そして宇宙開発におけるELSIに関する議論を活発化させるためにはどうするべきなのか、参加者の皆様に考え、議論していただきます。
17:00 - 18:30
ポスターセッション 「Youthquake of the Universe~次世代が描く宇宙の未来~」
参加団体 | 近日公開

宇宙分野で活動する学生団体によるポスターセッションを実施します。
宇宙広報を行う団体から、各分野の専門性を追求する団体、技術開発を行う団体まで、多種多様な学生団体がそれぞれの活動内容や研究成果を発表します。 宇宙に関わる学生のユニークな視点と宇宙への情熱に触れ、未来の宇宙を形作る学生プロジェクトを直接ご覧いただけます。
ポスターセッション後には、登壇者と参加者の皆様との交流の時間を設ける予定です。
この場を通じて、宇宙に関わる多くの学生の活動内容や熱意を知っていただく貴重な機会となるだけでなく、参加者同士の新たな繋がりや、未来のコラボレーションが生まれる場となりましたら幸いです。

Day3  |  9.7 Sun.

12:30 - 15:00
ボードゲーム 「Eye From Space~見えない世界を見る~」
衛星画像解析は気候変動や災害対応、資源管理など多様な社会課題の解決に不可欠な技術ですが、専門知識や膨大なデータ処理などさまざまな高い障壁が存在し、それらを一から習得するにはハードルが高いという課題があります。
そこで、衛星データの視覚情報と解析技術に関する基礎を、誰でも参加できるようなボードゲームに落とし込むことによって、衛星画像解析について直感的かつ体験的に学習していただくことを狙いとしています。
衛星画像解析について全く知らない低年齢層の方々から、衛星データの解析手法に興味がある学生・社会人までをターゲットとし、楽しみながら衛星画像解析の第一歩を踏み出せる機会を創出します。
15:15 - 17:15
パネルディスカッション 2 「宇宙で料理をしよう~宇宙での食を豊かにするために~」
講師 | 近日公開
宇宙空間での食料生産技術が進みつつある今、次に問われるのは「それをどう食べるか」です。
単に栄養を摂るだけでなく、生産された食材を人が現実的に食べられる状態に調理・加工する工程こそが、これからの宇宙滞在において不可欠となります。
本パネルディスカッションでは、調理科学・食品加工・宇宙工学といった多様な専門家を招き、異なる重力や気圧、水資源の制約といった宇宙特有の環境で、どのような調理手法が可能なのかを議論します。
既存のレシピを応用・変換し、限られた資源で実現可能な新たな調理法を探るとともに、食の楽しさや多様性といったQOLの側面も視野に入れて、宇宙での食の「次の一歩」を考え、地球とは異なる環境だからこそ生まれる新たな食の価値を探ります。
17:30 - 18:00
閉会式
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