プログラム - Program -
※こちらは「宇宙開発フォーラム2024」にて9/6(金)~9/8(日)に実施したプログラムとなります。
SDFメンバーが作成するワークショップや専門家の方に議論していただくパネルディスカッションなど、これからの宇宙開発について考えるプログラムを実施します。
※内容や講師などは決定次第、順次更新します。
※プログラムの内容等は変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
Day1 | 9.6 Fri.
- 13:30 - 13:45
- 開会式
- 13:45 - 16:30
- ワークショップ 1「"オールジャパン"で切り開く国産ロケットの未来」
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- 講師
- 大谷 和彦 様
- AstroX 株式会社 Director, Business Development Group
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日本のロケットが世界で選ばれる。
この目標を実現するにはどのような道を歩むべきなのでしょうか。 その道の1つとして、国内の他産業の民生品を組み込んだロケット、つまり”オールジャパン”によるロケットが注目されております。 民生品の活用を実現するためにはどのような過程があり、さらにどのような障壁があるのでしょうか。 H3ロケットでも掲げられたこのテーマについて、現状を体感し、今後解決していくべき課題について議論していただくことで、国産ロケットの未来を考えていただきます。 - 16:45 - 18:30
- レセプション
- フォーラム1日目の夕刻に、参加者・関係者の親睦を深めるための懇親会を行います。全国各地で様々な活動をしている学生や社会人、協賛企業の方々が、本フォーラムのプログラムで得た意見の交換や宇宙開発に関する活発な議論をしていただくための場を提供し、相互のネットワークを広げていただきます。
Day2 | 9.7 Sat.
- 12:30 - 14:10
- パネルディスカッション 1「宇宙開発と市民理解(宇宙における原子力利用を例に)」
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- パネリスト
- 石井 敬之 様
- 原子力産業新聞・編集長
- 高木 直行 様
- 東京都市大学 原子力安全工学科/共同原子力専攻・教授
- 高木 利恵子 様
- エネルギー広報企画舎・代表
- 高畑 一也 様
- 自然科学研究機構 核融合科学研究所 / 総合研究大学院大学・教授
- 宇宙空間での原子力の利活用は、太陽光発電に代わる画期的なエネルギー供給として注目されています。 しかし、地上の原子力の利活用と同様に、「原子力」や「核」といった言葉のインパクトは、その有用性や安全面において人々の不安を煽ることもあるようです。 「宇宙開発特有の技術を市民に理解してもらう」とはどういう事なのか、またその実現に向けて何が必要なのか、科学技術のアウトリーチ方法にも焦点をあてて議論します。 宇宙原子力技術の現状を知り、理解促進に向けた取り組みに触れることで、参加者の皆様の宇宙空間での原子力の利活用に対する捉え方を広げる一助となれば幸いです。
- 14:20 - 16:00
- パネルディスカッション 2「宇宙旅行の将来像とその成熟への道」
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- パネリスト
- 森實 将 様
- 将来宇宙輸送システム株式会社 ビジネス部 宇宙輸送グループ
- 齋藤 俊 様
- TMI総合法律事務所 弁護士
- 稲波 紀明 様
- Astraporta株式会社 代表取締役COO 創業者
- 宇宙に行って、青い地球の姿をぼんやりと眺める。 宇宙に興味がある人なら誰しもが宇宙旅行を夢見るはずです。 本企画では、まず世界中で台頭しつつある宇宙旅行ビジネスについて、日本や世界の現状を概説します。 そして2040年の世界を想定して宇宙旅行の未来を予測し、その理想の姿および宇宙旅行が宇宙産業全体にもたらす恩恵についてパネリストの皆さまと議論します。 最後に、その理想に近づくために今必要なことを逆算的に考えます。 宇宙産業を盛り上げる新たな柱としての宇宙旅行のあり方を深掘りしていきます。
- 16:10 - 17:00
- 学生セッション「学生による宇宙開発と社会との関わり」
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近年の宇宙産業の発展に伴い、宇宙開発に興味を持ち携わる学生の数は大きく増加し、そして宇宙を扱う学生団体や活動は多岐に広がっております。
深刻な人材不足に陥っている日本の宇宙産業のなかで、宇宙系学生団体などの「学生による宇宙開発」はどのような役割を果たし、宇宙産業に貢献すべきなのでしょうか。 また、宇宙産業のエコシステムにそのような活動を、実効性を持つ形でどう組み込んでいけば良いのでしょうか。
まさに現在活躍している学生や、学生の活動に見識のある社会人の方などをお招きし、「学生による宇宙開発」の意義と役割、およびそれを取り巻く環境について議論を行います。 - 17:10 - 18:30
- ポスターセッション「新たな世代の目指す宇宙開発」
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- 参加団体
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・ASE-Lab.
・AstroNOTE
・ARES Project
・KARURAプロジェクト
・未来宇宙産業フォーラム
・SCOPE
・Space Medicine Japan Youth Community (SMJYC)
・TELSTAR
・UnFiction
・UNISON
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宇宙開発の盛り上がりと共に、宇宙開発を志す学生団体の数は急速に増えています。
活動内容は技術開発やイベント開催にとどまらず、さまざまな分野の学生がそれぞれの切り口から宇宙開発を捉えた活動をしております。
そのような学生の熱意や問題意識を発信し、参加者の皆さまとの交流・連携・意見交換を促し、新たな宇宙開発の輪を生み出すことを目的としております。
Day3 | 9.8 Sun.
- 12:30 - 13:20
- 宇宙技術体験ボードゲーム 「No Space Survival ー宇宙から地球を救えー」
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宇宙産業が成長するには、非宇宙産業が宇宙利用の有効性を認知し、ユースケースを増やしていくことが極めて重要です。しかし、世論調査の結果で示されているように、多くの人は宇宙開発がもたらした成果については、「宇宙への理解・未知への挑戦」と考えており、宇宙利用の有効性が一般的に認知されているとは言い難い状況です。
このような背景から、宇宙開発はロマンだけでなく、人々の暮らしに深く関わっている事を多くの方に知ってもらいたいと思い、楽しみながら学べるゲームを企画しました。 - 13:30 - 15:15
- パネルディスカッション 3「宇宙進出時代の到来:身体・思想・社会の変化と向き合い方」
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- パネリスト
- 黒須 聡 様
- Cross Space & Sustainability, LLC・CEO
横河電機(株)宇宙事業開発室・エグゼクティブ・メンター - 後藤 正幸 様
- 一般社団法人Space Medical Accelerator・代表理事
- 横山 広美 様
- 東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構・教授
- 人類が月に住む。そのような世界が現実となった時代に、地球に住む人々と月に住む人々との関係性や、人々の意識・価値観はどのようなものになるのでしょうか。 現在の宇宙開発は、政治的または技術的観点から語られることが多いですが、有人宇宙開発の進展が人類の身体・思想・社会にさまざまなインパクトを与えるであろうことを踏まえれば、有人宇宙開発の議論において、社会学的な視点や倫理学的な視点も必要とされるのではないかと考えます。 本パネルディスカッションでは、異分野の専門家を交えて、今後の有人宇宙開発との関わり方を探ります。
- 15:30 - 18:15
- ワークショップ 2「中南米・カリブ地域の開発課題解決のための、日本宇宙企業の海外進出」
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- 講師
- 吉丸 裕介 様
- 国際協力機構(JICA)中南米部 南米課・主任調査役
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未来を拓く宇宙技術が、地域の未来を変える。
中南米・カリブ地域は自然資源に富んだ地域や成長する経済圏としてビジネスポテンシャルが高く、新たな市場として注目されています。 それと同時に当地域は、森林減少、自然災害、犯罪の多発など多くの課題も抱えています。 参加者の皆さまには、まず現地のニーズを理解し、宇宙技術を用いたアプローチ方法を考えていただき、次に現地で事業展開する上でのリスクとそれに対する対応策を考案していただきます。 宇宙企業の皆さまが、中南米・カリブ地域をはじめとする地域に対する海外展開を考えるきっかけとなれば幸いです。 - 18:15 - 18:30
- 閉会式